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2011年8月

ご報告

ここに以下の部員の退部をお知らせいたします。

 

平松  泉

松平  花

世良佳菜子

東  香穂

 

平成23年8月  山口県立大学演劇部

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そしてセミたちの声は聞こえなくなる

「私はね、セミなの・・・」

毎年、気がつけばいつの間にか凄まじく鳴き出すセミたち。

一週間しか生きられないセミと、一週間の命の宣告を受けた少女。

そんなお話をふと書きたくなり、生まれたのが今回の作品でした。


同期のまいぼに話を持ち出し、2人で急ぎ書き出し、

台本決めの数十分前にやっと完成。


そんな私たち2人の台本が夏公演に決まり、公演日を迎え、

今日で早くも公演終了から2週間ちょっとが経ちました。



「総評を書いてほしい」

と演出に頼まれていましたが、正直私が書くことが出来るのは今回の

舞台に対し、後輩を始め全ての人に対する感謝の気持ち、ただそれだけです。




私は今まで脚本を書いたことが一度もありません。

ましてや書いたものに役者がつき、音楽がつき、照明がつき

それが「形」になったこともありません。


「書きたい、やりたい」

そのわがままに沢山の人を巻き込み、迷惑をかけました。


今回の脚本制作の中で初めて「伏線」の

導入方法を知ったほどです。


それほど無知な私が演出の力を借り、後輩たちの協力を得、

気がつけば「夏公演」が終わっていました。



みんながどんな気持ちを持っているのかは知りません。

むしろ少し怖くて聞けません。


ただ、この「わがまま」から始まった舞台。


失うものもありましたが、得るものもありました。

少しの経験、自己覚知、そして沢山の「声」です。



舞台は「観て下さる方」がいて初めて成立します。

そして、お客さんが「良かった!」と言って下さることにより

初めて成功することが出来ると私は感じています。


今回の舞台にも観に来て下さったお客様から

アンケートとして様々な意見を頂きました。


・テレビのような演劇

・高校演劇のような舞台

・舞台脚本ではない



厳しい言葉も沢山ありましたが、これらの意見があるから

こそ、舞台がただの自己満足で終わらず、少しでも次に

つなげていくことが出来ます。


むしろ、厳しい意見の方が大歓迎です。


今回、初めて山口県立大学演劇部として舞台に立った後輩

たちに対する演技の評価はかなり良かったように思います。


台本が彼女たちの足を引っ張っていたのかもしれませんね。



これはあくまで私個人の意見ですが、私が知る演劇の世界は

ごくごく狭いものです。正直、高校演劇と言葉で知ってはいても

私には高校演劇の経験がありませんし、何が高校演劇で何が

大学演劇なのかも分かりません。


ただ、私たち大学生が「大学生」だからこそ出来るもの。

そこまでに至っていないが故の「高校演劇」?


私の解釈がどんな方向に向かっているのかさえ

今は分からずにいます。


最近、ずっとこの「高校演劇」という言葉が頭から離れません。



どこに答えはあるのでしょうか。




ここまで無駄に時間ばかりをかけてきて私は実際には何も演劇に

対し理解や知識を深めていなかったのかもしれません。

それが他の部員との差・・・なのでしょうね。



そんな私が舞台のましてや脚本を書くなんて

「無謀」以外の何物でもなかったと思います。


まいぼが居なければこの脚本が出来上がることはありませんでした。

ナタが居なければこの舞台に光は生まれませんでした。

ウミが居なければこの舞台に色がつくことはありませんでした。

グンが居なければ翔は生きませんでした。

ふぶきが居なければ笑は生きませんでした。

がれんが居なければ心は生きませんでした。

こむぎが居なければ桜は生きませんでした。

しゅうが居なければあの立派な舞台の場は出来ませんでした。



気がつけば3年生。

下に2学年も後輩を持っているというのに私は今もこんなに

ぐだぐだで頼りなく情けない「先輩」でいます。



沢山の人に迷惑をかける常習犯です。



まぁ、自分のことばかりを書いていても仕方ありません。



まずは「舞台脚本」についてしっかり勉強してみたいと思います。

ドラマの脚本と舞台脚本は何が違うのか。

舞台でしか魅せられないものとは何なのか。



傍から見ればこんなことはごくごく初歩的なことで

当たり前のことなのかもしれません。


ですが、だからといって「先輩面」をするのではなく

ゼロからの気持ちで正面から挑んでいかなければ私はこのまま

何も知らず、時の流れのままに部を去っていくような気がします。


現に今までどこかで「先輩」としての自分が本当の自分を

表に出さないように隠していたように思います。



私は先輩であって、先輩ではありませんでした。



夏公演は終わりましたが、一人ひとりが今回の舞台に対し

何かしらの思いをかかえていると思います。


ここに書いたことはあくまで私個人の意見です。

ですからこれは「総評」ではありません。


と言うか、総評なんて大それたこと。。。私にはとてもとても;;

第一、私は思ったことを言葉にすることがとても苦手なのです;;



無駄に字数だけは立派ですが、今回の夏公演にご来場いただいた

皆様に、心より感謝申し上げます。私たち演劇部はこれからも様々な

模索を繰り返しながら、けれど決して諦めることなく次回公演に向け

また新たなスタートを切っていきます。



より良い舞台を皆様に提供出来るよう、

また多くの皆様の「声」を頂けるよう、



皆様が足を運んで下さるような舞台づくりを目指します。


「良かった」

その一言のために。



この度は本当に有難うございました。


2011.08.09 名原

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